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ホクレンてんさい糖は危険?理由とデメリット・選び方

ホクレンてんさい糖は危険 安心して選ぶコツとデメリット

「ホクレンてんさい糖 危険」って出てきた…。体にやさしそうだと思って選んでいたのに、買わないほうがいいのかな?

「ホクレンてんさい糖 危険」。検索結果にこの言葉が並んでいて、買い物の手が止まった方もいるかもしれません。体にやさしそうなイメージで選んでいたものだけに、不安になりますよね。

先にお伝えすると、ホクレンのてんさい糖を、過度に恐れる必要はありません。一方で、「茶色いから無条件に健康」というほどでもないのが正直なところです。大事なのは「種類より量」。気になるなら、産地や認証で選ぶ方法もあります。

この記事でわかること

  • 「危険」と言われるうわさの正体
  • てんさい糖と上白糖・きび砂糖の違い
  • 遺伝子組み換え・農薬とデメリットの実際
  • 「種類より量」の考え方と選び方

ホクレンてんさい糖が「危険」と言われる理由|うわさの正体

てんさい糖の「危険」といううわさを調べるイメージ

そもそも、なぜ「てんさい糖 危険」という言葉が検索されるのでしょうか。理由をたどると、成分そのものの危険性というより、いくつかの「思い込み」や「不安」に行き当たります。

「茶色いから健康」という期待のしすぎ

ひとつは、「茶色い砂糖はミネラルが豊富で体にいい」というイメージとのギャップです。

たしかにてんさい糖にはミネラルやオリゴ糖が含まれます。ただ、その量はごくわずかです。管理栄養士の解説でも、小さじ1杯ぶんの鉄分は0.003mg程度で、お肉0.2gにも満たない量だと説明されています。

「健康のために」と期待して選んだのに、思ったほどの効果が感じられない。そのギャップが「がっかり」につながり、「危険」「意味がない」という言葉で語られることがあります。

遺伝子組み換えや農薬への不安

もうひとつは、原料の甜菜(てんさい)に対する、遺伝子組み換えや農薬への不安です。

「海外産は遺伝子組み換えかもしれない」「甘い作物は虫がつきやすいから、農薬を多く使うのでは」といった声が、検索のきっかけになっています。ただ、国産のてんさい糖は遺伝子組み換えではなく、農薬についても、ほかの砂糖と比べて特別に心配が大きいわけではありません。くわしい理由は、このあと、遺伝子組み換えと農薬に分けて確認します。

結局は「砂糖」だから

そして、見落とされがちなのが「てんさい糖もれっきとした砂糖」という事実です。

体にやさしいイメージがあっても、摂りすぎれば血糖値やカロリーの問題は、ほかの砂糖と変わりません。「ヘルシーだと思ってたっぷり使っていた」というケースが、結果的に「体に悪い」という印象につながることもあります。

こうして見ると、「危険」と言われる背景にあるのは、成分が危ないからというより、期待のしすぎ・漠然とした不安・摂りすぎといった要素が大きいことが分かります。

「危険」って強い言葉を見ると、思わずドキッとしちゃう…。でも、中身をひとつずつ見ていったら、そんなに怖がらなくていい部分と、本当に気をつけたい部分に分かれてくるみたい。

てんさい糖とは?上白糖・きび砂糖との違いと特徴

てんさい糖(てんさいから作られる砂糖)のイメージ

不安をほどく前に、まず「てんさい糖がどんな砂糖なのか」を押さえておきます。

原料は北海道の甜菜(ビート)

てんさい糖は、甜菜(てんさい)という野菜を原料にした砂糖です。ビート、砂糖大根とも呼ばれ、見た目は大きなカブのような形をしています。

日本で流通しているてんさい糖の原料は、ほとんどが北海道産です。寒い土地で育つ甜菜から、煮詰めて砂糖を取り出します。

茶色の正体は「着色」ではない

てんさい糖のやさしい茶色は、原料の色素と、煮詰めるときの加熱によるものです。

ここで知っておきたいのが、同じ茶色い砂糖でも、三温糖とは事情が違うという点です。三温糖の茶色は、もともとは糖液を繰り返し加熱する製法のなかで、自然にカラメル色がついたものです。

ただ、市販の三温糖のなかには、製品ごとの色味をそろえるために、カラメル色素で色を調整しているものもあります。

カラメル色素を加えている場合は、原材料表示に「カラメル色素」や「着色料(カラメル)」と書かれています。色を足していないものを選びたいときは、裏面の表示をチェックすると見分けやすくなります。

いっぽうで、てんさい糖の茶色は、原料の甜菜そのものの色と、煮詰める加熱によるものです。原材料は「てん菜」とだけ書かれていて、後から色を足したものではありません。

ただ、茶色いからといって、ミネラルがたっぷり摂れるわけではありません。色のイメージと栄養は、分けて考えておくと安心です。

上白糖・きび砂糖との違い

ふだん使う砂糖と、どう違うのでしょうか。ざっくり整理すると、次のようになります。

種類 精製度・特徴 風味
上白糖 高度に精製・ミネラルはごく微量 クセや雑味のないはっきりとした甘さ
きび砂糖 さとうきび由来・ミネラルを少し含む 素材の持つ風味の残るやさしい甘さ
てんさい糖 甜菜由来・天然のオリゴ糖を含む まろやかで穏やかな甘さ

てんさい糖ならではの特徴は、ラフィノースなどの天然オリゴ糖を含む点です。オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになることで知られていて、そうした特徴から、おなかとの相性を見ながら選ばれることがあります。

なお、きび砂糖も「危険」と検索されることがありますが、こちらもさとうきび由来の砂糖で、特別に危ないものとは考えにくいです。

ホクレンてんさい糖は遺伝子組み換え?農薬は大丈夫?

北海道の甜菜畑と国産てんさい糖の安心イメージ

「危険」と言われる大きな理由が、遺伝子組み換えと農薬です。ここは事実をもとに、落ち着いて確認していきます。

遺伝子組み換えではないの?

日本では、商用の遺伝子組み換え作物は栽培されていないものとされています。

ホクレンのてんさい糖は、北海道産の甜菜を原料にしていて、公式情報でも「遺伝子組換えでない」と明記されています。ホクレンは、種子づくりから国内で手がけているそうです。

気をつけたいのは、海外から輸入されたてんさい糖です。国によっては遺伝子組み換えの品種が使われている可能性があります。そこが気になる場合は、「北海道産」と書かれた国産のものを選ぶと安心しやすくなります。

農薬は残らない?

甜菜にかぎらず、農作物は病害虫や雑草の管理が必要になるため、完全な無農薬で安定して育てるのは簡単ではありません。実際、日本で栽培される甜菜にも、栽培中に農薬は使われています。

一方で、砂糖は、搾った汁から不純物を取り除く精製の工程を経て作られます。少なくとも、てんさい糖だけがほかの砂糖より特別に危ない、と断定できる根拠は見つけにくいのが実情です。

ネオニコチノイド系農薬などを心配する声もありますが、少なくとも一般向けに確認しやすい範囲では、てんさい糖の残留を具体的に示すデータは多くありません。どうしても気になる場合は、このあと紹介するオーガニック(有機JAS)認証のものを選ぶ方法があります。

「遺伝子組み換え」「農薬」って聞くと身構えちゃうけど、国産のてんさい糖なら、そんなに怖がらなくて大丈夫そう。気になるときは産地や認証で選べるんだ、って知っておくだけで、ちょっと気持ちが軽くなるのかな。

てんさい糖のデメリット・体に悪いと言われる点|おなかのゆるみ・血糖値・摂りすぎ

砂糖を控えめに量って使うイメージ

「危険ではない」とはいえ、てんさい糖にもデメリットや注意点はあります。ここを正直にお伝えしておきます。

オリゴ糖でおなかがゆるくなることがある

メリットとして紹介したオリゴ糖は、人や量によっては、デメリットにもなります。

オリゴ糖を急にたくさん摂ると、おなかがゆるくなったり、張ったり、ガスが出やすくなったりすることもあるようです。オリゴ糖のデメリットについての解説でも、過剰摂取の注意点として挙げられています。体質や摂る量によるので、少しずつ様子を見ながら使うと、負担になりにくくなります。

血糖値・カロリーは上白糖とほぼ同じ

「てんさい糖は血糖値が上がりにくい」と言われることがあります。

たしかにGI値(血糖値の上がりやすさの目安)は65前後とされ、上白糖より低いというデータも見かけます。ただし、これには諸説あり、上白糖とほとんど変わらないという指摘もあるようです。

そして、カロリーは100gあたり約382kcalで、上白糖とほとんど変わりません。てんさい糖もれっきとした砂糖ですから、摂りすぎれば血糖値やカロリーの面で気をつけたいのは、ほかの砂糖と同じです。

価格や使い勝手の面

栄養とは別に、使ってみて気になる点もあります。

  • 上白糖より価格が高め(2〜3倍ほどのことも)
  • 上白糖に比べて溶けにくい
  • 甘さが控えめで、レシピによっては物足りなく感じる

このあたりは「危険」というより、続けやすさの問題です。毎日使うものなので、味や使い勝手も含めて選びたいところです。

デメリットも知ったうえで選べたら、納得感がぜんぜん違ってきそう。完璧を目指さなくても、自分の暮らしに合うかどうかで決めれば、それでいいのかも。

結局「種類より量」|てんさい糖との上手な付き合い方

ここまで見てきて、ひとつの答えが見えてきます。

管理栄養士の解説では、「砂糖は量が問題で、種類は好み」「上白糖でもてんさい糖でも、摂りすぎたときのリスクは同じ」と説明されています。つまり、どの砂糖を選ぶかより、どれだけ摂るかのほうが、体への影響としては大きいということです。

WHO(世界保健機関)は、砂糖やはちみつ、シロップ、果汁などに含まれる「遊離糖類」を、1日の総エネルギー摂取量の10%未満、できれば5%未満に抑えることをすすめています。てんさい糖に変えたから安心、とたっぷり使ってしまっては、本末転倒になりかねません。

わたし自身、砂糖は「種類より量」だと考えています。料理研究家として、ふだんの料理には砂糖やみりんをあまり使わず、野菜をはじめ素材そのものの甘みやうまみを、調理でやさしく引き出すようにしています。そうすると、あえて甘みを足さなくても、おいしく仕上がることが多いと感じています。

いっぽうで、お菓子は別です。わたしは甘さ控えめのものより、甘さをきちんと感じるお菓子が好きで、ジャムもケーキもクッキーも、オーガニックのやさしい甘さのお砂糖をたっぷり使って、甘くおいしく作っています。

毎日食べるわけではありませんが、わたしは甘いお菓子こそおいしいと思う派です。料理では控えめに、楽しみたいお菓子ではおいしく甘く。場面で付き合い方を変えるのも、無理なく続ける方法のひとつだと思っています。

甘みのつけ方は、ほかにも選択肢があります。たとえば、はちみつのような自然の甘味料を使う日があってもいいですし、料理によって使い分けるのも楽しい方法です。ただ、はちみつも糖類なので、量を意識したい点は同じです。

「どの砂糖がいちばん体にいいか」を探すより、「使う量をちょっと減らす」ほうが、案外近道なのかも。そんなに気負わずに、肩の力を抜いて選びたいな。

ホクレンてんさい糖の選び方|原材料・産地・認証のチェックポイント

てんさい糖のパッケージ表示を確認するイメージ

ここからは、「やっぱりてんさい糖を選びたい」というときの、チェックポイントを整理します。難しく考えなくて大丈夫です。

原材料と産地を見る

まず確認したいのが、原材料と産地です。

  • 原材料が「てん菜(てんさい)」とだけ書かれているか
  • 「北海道産」と書かれているか
  • 「遺伝子組換えでない」の表示があるか

国産のてんさい糖なら、この3点はおおむね満たしているはずです。裏面の表示を、買う前にさっと見ておくと、迷わず選びやすくなります。

用途で選ぶ

てんさい糖には、いくつかのタイプがあります。

  • 料理やお菓子に使いやすい粉末タイプ
  • 飲み物に溶けやすい細粒タイプ
  • コーヒーやヨーグルトにかけやすいシロップタイプ

毎日の使い方に合うものを選ぶと、無理なく続けられます。

気になるならオーガニック認証

農薬や原料がどうしても気になる場合は、オーガニック(有機JAS)認証のものを選ぶのもひとつの方法です。

わたしは、コストコで買えるオーガニックシュガー(カークランドのオーガニックシュガー)を選んでいます。これはてんさい糖ではなく、オーガニック認証のさとうきび糖ですが、「種類より、自分が信頼できる基準で選ぶ」という考え方は同じです。

砂糖は塩と同じで、毎日の料理に欠かせない調味料です。少しだけ表示を気にして選ぶことで、納得して使えるようになります。

選び方っていっても、難しく考えなくて大丈夫そう。裏の表示をちらっと見て、信頼できそうだなって思えるものを選ぶ。それだけでも、けっこう納得して選べるんじゃないのかな。

ホクレンてんさい糖の危険・安全によくある質問

続いて、てんさい糖についてよく聞かれる疑問をまとめます。

赤ちゃんや離乳食に使っても大丈夫?

砂糖そのものは、離乳食の初期に急いで使う必要はなく、使うとしてもごく少量が基本です。薄味で素材の味を生かすことがすすめられています。

なお、1歳未満に与えてはいけないと言われるのは「はちみつ」で、ボツリヌス菌が理由です。てんさい糖ははちみつとは別の食品なので、同じ心配はいりません。とはいえ、赤ちゃんの食事で心配なことは、小児科や自治体の窓口に相談すると安心です。

毎日使っても問題ない?

健康な成人が、料理の甘みづけとして少量使う範囲なら、毎日だからといって神経質になりすぎる必要はありません。

ここでも軸になるのは、「種類より量」です。てんさい糖だから安心、とたっぷり使うのではなく、ふだんから甘みは控えめを心がけると、無理なく付き合えます。

上白糖から変えたほうがいい?

無理に変える必要はありません。

てんさい糖はオリゴ糖を含むなどの特徴がありますが、健康効果を保証するものではありません。風味やおなかとの相性が気に入ったら取り入れる、くらいの気持ちで十分です。

妊娠中や糖尿病でも使える?

砂糖全般に言えることですが、摂りすぎには注意が必要です。オーガニックでも、てんさい糖でも、黒糖でも、糖質であることに変わりはありません。「体にやさしそう」というイメージだけで安心せず、ほかの砂糖と同じように量を意識したいところです。

とくに、妊娠中や糖尿病など、血糖値の管理が必要な方は、自己判断せず、かかりつけの医師や管理栄養士に相談しながら取り入れてください。

まとめ|ホクレンてんさい糖は「正しく知って」選ぶ

ホクレンてんさい糖は「危険」と検索されがちですが、その中身を見ていくと、過度に恐れる必要のないことが分かります。

最後に、ポイントを整理します。

  • 「危険」の正体は、「自然・良質だから安心」という期待のしすぎ・漠然とした不安・摂りすぎが大きい
  • ミネラルやオリゴ糖は含むが、量はごくわずか(誇張しない)
  • 国産(北海道産)のてんさい糖は遺伝子組み換えではなく、農薬についても「てんさい糖だけが特別に危ない」とは言いにくい
  • オリゴ糖でおなかがゆるくなることがあり、血糖値・カロリーはほかの砂糖と同じ
  • 答えは「種類より量」。どんな糖質も、摂りすぎれば同じように注意。気になるなら産地・認証で選ぶ

茶色いから無条件に健康、というわけでも、危険だから避けるべき、というわけでもありません。正しく知って、自分に合った量とつき合い方を見つけることが、いちばん安心できる選び方だと思います。

※価格や取扱状況、表示内容は執筆時点の情報です。最新の内容は、各商品の公式情報や店頭表示でご確認ください。

甘味料や調味料は、毎日使うものだからこそ、納得して選びたいもの。はちみつと塩の選び方も、あわせてどうぞ。

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  • この記事を書いた人

Rala(らら)

20代の頃、料理人としてヨーロッパの田舎で暮らしていました。手作りが身近にある素朴で安心な暮らしとの出会い、どこで暮らしていても無理なく無添加・オーガニックを生活に取り入れられる、自分を大切にするていねいな日々を綴っています。

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