チョコの裏面に「植物油脂」という表示を見つけて、これは何だろうと思ったこと、ありませんか。無添加チョコは、原材料表示を手がかりにすると、スーパーや身近な店舗でも見つけやすくなります。そして、手頃な定番品もちゃんとあるんです。
この記事でわかること
- 無添加チョコを原材料表示で見分けるコツ
- 「完全無添加」と「ピュアチョコ」の違い(手頃な一枚も)
- スーパー・カルディで買えるおすすめ10選
- 原材料とは別の「認証で選ぶ」もう一つのものさし
目次
無添加チョコの選び方|まず原材料表示を見る

無添加チョコを選ぶとき、いちばんの決め手になるのが原材料表示です。
原材料は、使われている量が多い順に書かれています。カカオマス・ココアバター・砂糖・全粉乳といった、チョコ本来の素材が並んでいるものほど、シンプルに作られています。
気になる方が確認するのは、次のような名前です。
- 植物油脂(高価なカカオバターの代わりに使われることがあります)
- 乳化剤(大豆レシチンなど)(なめらかな口どけを出すため)
- 香料・着色料
これらは使用が認められている原材料・添加物で、それ自体がすぐに体に悪いというものではありません。ただ、原材料をできるだけシンプルにしたいと考える方にとっては、確認しておきたい目安になります。
無理に怖がる必要はありません。カカオマス・ココアバター・砂糖など、知っている素材が中心で、植物油脂・乳化剤・香料の表示がなければ、シンプルな無添加チョコを見つける手がかりになります。
「無添加チョコ」には幅がある|完全無添加とピュアチョコの違い

無添加チョコを探していると、ひとつ気づくことがあります。「無添加」と紹介されているチョコにも、実は幅があるんです。ここを正直にお伝えします。
なお、この記事では、乳化剤・香料・植物油脂を使っていないものを、便宜上「完全無添加」として整理しています。食品表示上の正式な区分ではなく、この記事の中で比べやすくするための呼び方です。
もうひとつ知っておきたいのが、有機(オーガニック)の表示があっても、乳化剤や香料が入っていることはあるという点です。オーガニック=無添加ではないので、有機マークと原材料表示を合わせて見ると、より選びやすくなります。
| 段階 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 完全無添加 | 乳化剤・香料・植物油脂をすべて使わない | People Treeビター、ビオラル カカオニブ70% など |
| ピュアチョコ | 植物油脂は使わないが、乳化剤や香料が入ることがある | 明治ミルクチョコレートなど |
たとえば明治ミルクチョコレートは、100円前後で買えるのに植物油脂を使っていない、いわゆる「ピュアチョコレート」です。乳化剤(レシチン)と香料は入りますが、植物油脂不使用という点では、手の届く無添加寄りの一枚といえます。
なお「ピュアチョコレート」は、法律で決められた正式な種類別名称ではなく、業界で慣用的に使われている呼び名です。カカオの素材(カカオマス・ココアバター)と砂糖を中心にして、植物油脂は使わず、乳化剤や香料もごく一部にとどめたチョコに使われています。
そんなことはありません。完全無添加にこだわるか、手頃なピュアチョコで十分とするかは、自分の納得で選べます。値段で諦める必要はありません。
スーパー・カルディで買える無添加チョコおすすめ10選

ここからは、市販で買える無添加チョコを10品紹介します。完全無添加のものを中心に、植物油脂不使用のピュアチョコも含めています。執筆時点で原材料を確認したものが中心ですが、商品やフレーバーで内容が変わることがあるので、購入前に店頭の表示も確かめてみてください。
| 商品 | 区分 | ポイント |
|---|---|---|
| ① People Tree 板チョコ(ビター) | 完全無添加 | フェアトレード・有機。乳化剤を使わず練り上げてなめらか。秋冬の季節商品 |
| ② カルディ フェアトレードチョコ | ピュアチョコ | カカオマス・砂糖・ココアバターが中心。植物油脂は不使用(乳化剤・香料は入る) |
| ③ ビオラル オーガニックチョコレート カカオニブ70% ★わたしの愛用品 |
完全無添加 | ライフのPB。有機カカオマス・有機きび糖・有機ココアバターに有機カカオニブ。乳化剤・香料なし |
| ④ VIVANI(ヴィヴァーニ)ダーク | 完全無添加 | ドイツの有機チョコ。ココナッツシュガー使用。乳化剤・パーム油不使用(ダークを選ぶ) |
| ⑤ ショコラトリーキャメル サモア65%(カルディ) | 完全無添加 | カカオマス・甜菜糖・カカオバター・全粉乳のシンプル配合 |
| ⑥ 明治ミルクチョコレート | ピュアチョコ | 100円前後。植物油脂不使用(乳化剤・香料は入る・手頃) |
| ⑦ リッタースポーツ カカオセレクション74% | 完全無添加 | カカオマス・砂糖・ココアバターのみ。スーパーや輸入食品店で買える(このフレーバーが対象) |
| ⑧ トップバリュ グリーンアイ オーガニック カカオ85% | ピュアチョコ | 有機JAS・フェアトレード。植物油脂は不使用(乳化剤・香料は入る) |
| ⑨ 森永 カレ・ド・ショコラ カカオ88% | ピュアチョコ | 高カカオで植物油脂不使用(乳化剤・香料は入る)。スーパー・コンビニの定番 |
| ⑩ アルテルエコ ノワール ペルー85% | 完全無添加 | スイス製の有機・フェアトレード。乳化剤・香料不使用 |
選ぶときに、わたしがよく手に取るのはPeople Treeの板チョコと、ライフのビオラル カカオニブ70%。People Treeはフェアトレードで原材料がシンプルで、ビオラルは有機の素材だけで作られていて、カカオニブの食感がアクセントになるところが気に入っています。同じビオラルのピンクソルト カカオ70%も、塩のひと粒が甘さを引き立ててくれて好きな一枚。どれも、たまにのごほうびにしています。
ダークやミルク、カカオ%の違いもあるので、好みの甘さを探しやすいです。
もう一つの選び方|認証(フェアトレード・レインフォレスト・アライアンス)で選ぶ

無添加チョコを選ぶものさしは、原材料だけではありません。「認証マーク」で選ぶという視点もあります。
- フェアトレード:生産者と公正な価格で取引し、暮らしを支える仕組み
- レインフォレスト・アライアンス(カエルのマーク):森林と生物多様性の保全、気候、そこで働く人の人権、生産者の生活向上など、持続可能な農業とサプライチェーンを目指す取り組みを含む国際認証
わたしがこのカエルのマークを意識するようになったのは、その意味を知ってからでした。森林や生きものの多様性を守り、人権にも配慮した取り組みの証だと知って、見かけると手に取るようになりました。
自分自身にやさしいだけでなく、周りや地球にもやさしい選び方を、できる範囲で少しずつ。わたしはそれくらいの距離感で選んでいます。完璧でなくていいと思っています。チョコを選ぶ楽しみが、ひとつ増えた気がします。
フェアトレードの一例として、スイスのステラ(Stella)というチョコがあります。1991年に世界で初めて作られたフェアトレードチョコレートとされ、有機で乳化剤も使っていません。ただ、どの味にも天然のバニラ香料を使っているので、ここでいう「完全無添加」にはあたりません。それでも有機・乳化剤不使用で、認証を大切にしたいときの選択肢になります。わたしはザクロ味が気に入っています。
ひとつだけ、正直にお伝えしておきたいことがあります。認証マークがあることと、無添加であることは別です。レインフォレスト・アライアンス認証のチョコでも、乳化剤や香料、植物油脂が入っているものはあります。
だから、原材料で選ぶ「無添加」と、認証で選ぶ「持続可能性」は、別々のものさしです。どちらか一方が正解ではなく、その日の気分や目的で使い分けてみてください。
お取り寄せ・専門店の無添加チョコ

もっとこだわって選びたいときは、お取り寄せや自然食品店という選択肢もあります。
- Dari K(京都のビーントゥバー。カカオ豆の焙煎から手がける)
- オーサワジャパン・ムソーなど自然食品店のチョコ(砂糖不使用・ローチョコなど)
お取り寄せ品は取り扱いが変わることがあります。原材料は注文前に各公式サイトでご確認ください。
ふだんは市販の定番から、特別な日はお取り寄せから選ぶと、無理なく楽しめます。
無添加チョコのよくある質問
子どもに無添加チョコを選ぶときのポイントは?
原材料がシンプルなものを選ぶ、という考え方は同じです。食材だけで作られた商品を、原材料表示で確かめてみてください。甘さや量は、お子さんの年齢や体調に合わせて、少量から様子を見ると選びやすいです。
カカオ%が高いほど無添加なの?
カカオ%は、チョコに含まれるカカオの割合で、苦味やコクの目安です。無添加かどうかとは別の話なので、カカオ%とあわせて、原材料表示も見ると選びやすくなります。
砂糖の種類は気にしたほうがいい?
素焚糖・きび砂糖・ココナッツシュガーなど、精製度の低い砂糖を使ったチョコもあります。白砂糖が悪いわけではないので、好みや気分で選んでみてください。
砂糖を使わないチョコもある?
あります。カカオ豆を砕いたカカオニブや、砂糖を加えないカカオ100%のチョコは、甘みがないぶん、カカオそのものの香りや苦みを楽しめます。苦みは強めなので、少量から試すと自分に合うものを見つけやすいです。
まとめ|原材料と認証、2つのものさしで選ぶ
無添加チョコは、原材料表示を見るだけで、スーパーや身近な店舗でも選べます。
- カカオマス・ココアバター・砂糖が中心で、植物油脂・乳化剤・香料の表示がないものは、原材料がシンプルなチョコを選ぶ目安
- 「無添加」には幅がある。完全無添加か、手頃なピュアチョコか、自分の納得で選ぶ
- 原材料で選ぶ「無添加」と、認証で選ぶ「持続可能性」は、別々のものさし
自分自身にも、周りにもやさしい一枚を、自分らしく選んでみてください。今日のおやつから、裏面をひっくり返してみるところから始められます。
チョコ選びと同じく、ほかの甘いものも原材料で選べます。ドライフルーツやはちみつの選び方もあわせてどうぞ。
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