柔軟剤の棚に立つと、香りの種類はたくさんあるのに、香りのひかえめなものは意外と見つけにくいと感じることはありませんか。香りの負担が少ないものを選びたいときは、「無香料」と書かれていて、成分表示に香料・着色料が入っていないかを裏面で確かめる。これがいちばんの近道です。むずかしい成分の知識がなくても、スーパーや身近なお店で見つかります。
はじめにひとつだけ。この記事でいう「安全」は、香料・着色料・マイクロカプセルなど、成分や香りの負担が少ないものを選ぶという意味で使っています。すべての人に肌トラブルが起きない、という意味ではありません。肌に合うかどうかは人それぞれなので、はじめて使うものは少量から試すのが安心です。
この記事でわかること
- 無香料で選ぶ、安全な柔軟剤おすすめ7選(市販で買いやすいもの中心)
- 柔軟剤で避けたい3つの成分と、「無添加」表記の見方
- 香害・赤ちゃん・ペットのいる家庭で無香料を選ぶ理由/柔軟剤を使わない選択肢
目次
【結論】無香料で選ぶ 安全な柔軟剤おすすめ7選

先に結論として、無香料で香りの負担が少ない柔軟剤を7つ紹介します。どれも香料・着色料を加えていないものを中心に選びました。なお「市販」はここでは、スーパーやドラッグストア、無印良品の店舗、または各メーカーの公式通販で比較的買いやすいものという意味で使っています。詳しい特徴は、後半でひとつずつ紹介します。
| 商品 | ポイント | 買いやすさ |
|---|---|---|
| ① ハミング 素肌おもい 無香料 ★わたしの使用品 |
香料・着色料が無添加。赤ちゃんの衣類にも使いやすいやわらかさ。リニューアルで着色料も無添加に | スーパー/ドラッグストア |
| ② ファーファ Free& 無香料 ★わたしの使用品 |
香料・着色料・シリコンが無添加。香りでごまかさない「無香料×防臭」処方 | ドラッグストア/通販 |
| ③ ファブラッシュ 無香料 ★わたしの愛用品 |
香料・蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加。消臭・防臭にも配慮した手に取りやすい一本 | ドラッグストア |
| ④ ヤシノミ柔軟剤 ★わたしの愛用品 |
石油系界面活性剤・シリコン・香料・着色料が無添加。植物由来でやさしい肌ざわり | スーパー/ドラッグストア |
| ⑤ エコベール ゼロ ★わたしの使用品 |
無香料・無着色で、英国アレルギー協会の認定を受けたシリーズ。植物由来成分 | 自然派ショップ/通販 |
| ⑥ カネヨ SOFTER 無香料 | 香料・着色料が無添加。ペットのいる家庭や香りに敏感な人に向けてと明記された一本 | ドラッグストア/通販 |
| ⑦ 無印良品 香りの付かない柔軟剤 | 無香料・無着色。蛍光増白剤・漂白剤も使わず、柔軟に必要な成分だけのシンプル設計 | 無印良品の店舗/通販 |
このうち、わたしがふだんよく使っているのはファブラッシュの無香料とヤシノミ柔軟剤です。どちらも香りが残らないので、洗いあがった衣類が素のままの感じで、わが家には合っています。
同じ「無香料」でも、何を無添加にしているかは商品ごとに少しずつ違います。そのあたりの見方も、このあと順番に紹介します。
そもそも柔軟剤の「安全」って?避けたい3つ

「安全な柔軟剤」と言っても、何を基準に選べばいいのか、最初は迷うところです。むずかしく考えなくても、香りの負担や肌への刺激が気になる方が確認しているのは、おもに次の3つです。
① 香りカプセル(マイクロカプセル)
香りを長もちさせるための小さなカプセルです。「香り長続き」「ずっといい香り」とうたう商品に使われることがあります。香りが続くのが魅力な一方、香りの強さが気になる方は確認しておきたいポイントです。
② 強い合成香料
香りそのものが苦手な方や、まわりへの香りが気になる方は、無香料を選ぶと負担が少なくなります。
③ 肌に合わない可能性のある成分
着色料や一部の防腐剤など。肌が敏感な方は、原材料がシンプルなものを選ぶと、合わないものを避けやすくなります。
ここで知っておきたいのが、これらの成分が、すぐに体に悪いと決まっているわけではないということ。使用が認められている成分ですし、香りを楽しみたい人にとっては魅力でもあります。ただ、香りや成分の負担を減らしたいと考えるなら、選ぶときの目安になります。
細かい成分名まで覚える必要はありません。気になる成分があるときは、「香料」「着色料」「シリコン」など、自分が避けたい項目が入っていないかを見るくらいで十分です。
実際、そうなんですよね。でも、すべてを理解しようとしなくてもだいじょうぶ。まずは「無香料」と書かれているかを入り口にして、そこから少しずつ見ていくと、ぐっと選びやすくなります。
香害・赤ちゃん・ペットのいる家庭で無香料を選ぶ理由

無香料の柔軟剤が選ばれるのには、いくつかの背景があります。香りが好きか苦手かという好みだけでなく、まわりの人や家族、ペットへの配慮から無香料を選ぶ方も増えています。
ひとつは、香害(こうがい)と呼ばれる問題です。人工的な強い香りで、頭痛や気分の悪さを感じる人がいることが知られていて、消費者庁など5つの省庁が「その香り 困っている人もいます」と注意を呼びかけるポスターを出しています。国民生活センターにも、柔軟剤などの香りに関する相談が寄せられています。自分にとって心地よい香りでも、まわりの人には負担になることがある。そう考えると、無香料は人混みや職場など、香りに配慮したい場面でも選びやすい選択肢です。
わたし自身も、人工的な香りで体調をくずしてしまう友人がいることもあって、自分のまとう香りには気をつけるようになりました。
もうひとつ、ペットと暮らす家庭でも無香料は心強い選択肢です。
わが家には猫がいます。猫は毛づくろいで体をなめるので、衣類やタオルに残った香りの成分を口にしてしまうことがあります。猫は一部の香り成分を分解しにくいといわれているため、わたしは合成香料だけでなく、精油(天然の香り)を使った柔軟剤も避けています。
「天然だから安心」とも限らない、というのが、猫と暮らしてみて知ったことでした。獣医師の方が書いた記事や、海外の獣医マニュアルでも、精油(エッセンシャルオイル)の扱いには注意がうながされています。気になる方は、かかりつけの獣医師にも相談してみてください。
わたしも以前はそう思っていました。だからこそ、香りのあるなしにかかわらず、わが家では無香料に落ち着いています。赤ちゃんの衣類にも、無香料だと香り移りを気にせず使えて安心です。
失敗しない 安全な柔軟剤の選び方

無香料の柔軟剤を選ぶとき、見ておきたいポイントは大きく3つです。
① 「無香料」と書かれているか
まずはここが入り口。「微香性」「ほのかな香り」は香りがついているタイプなので、香りを避けたいときは「無香料」の表示を確かめます。
② 「無添加」が何を指しているかを見る
「無添加」と書かれていても、何が無添加なのかは商品ごとに違います。香料・着色料だけのものもあれば、蛍光剤やシリコンまで無添加のものもあります。自分が気にしたい成分が入っていないかを、裏面で確かめると確実です。
③ 買いやすさで選ぶ
続けて使うものなので、近くのお店で買えるかも大事なポイント。スーパーやドラッグストアで買えるものと、通販で取り寄せるものを、暮らしに合わせて選べます。
とくに②は、迷いやすいところです。「無添加」という言葉だけで決めず、何が無添加なのかを確かめると、自分の希望に近いものを選べます。たとえば香りだけを避けたいのか、肌への刺激も減らしたいのかで、見るポイントが変わってきます。
意外と、ここが見落としやすいところなんです。パッケージの「無添加」は安心の手がかりになりますが、最後はやっぱり裏面の成分表示。ひっくり返して見るようにすると、迷いにくくなります。
無香料の柔軟剤おすすめ7選を詳しく紹介

ここからは、先ほどの7選をひとつずつ紹介します。香料・着色料を加えていないものを中心に、買いやすさもあわせてまとめました。
① ハミング 素肌おもい 無香料(花王)
スーパーやドラッグストアで手に入れやすい、無香料の定番です。香料・着色料が無添加で、リニューアルで着色料も無添加になりました。赤ちゃんの衣類にも使いやすいとされ、はじめの一本に選びやすい柔軟剤です。わたしも使ったことがあり、無香料でもごわつきにくいのが気に入っています。
② ファーファ Free& 無香料(NSファーファ)
香料・着色料・シリコンが無添加で、「無香料×防臭」の処方が特徴です。香りでごまかさずにニオイをおさえる考え方で、ペットや赤ちゃんのいる家庭にも向けて作られています。わたしも使ったことがあり、香り残りがないのにすっきりするのがうれしいところでした。
③ ファブラッシュ 無香料(あらた)
香料・蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加。消臭や防臭にも配慮されていて、手に取りやすい価格帯も続けやすいポイントです。わたしがよくリピートしている一本で、香りが残らないので、毎日の洗濯に気がねなく使えています。
④ ヤシノミ柔軟剤(サラヤ)
石油系界面活性剤・シリコン・香料・着色料が無添加。植物由来の柔軟成分で、肌ざわりがやさしいのが特徴です。食品由来の成分による防臭にも配慮されています。こちらもわたしの愛用品で、無香料の柔軟剤に迷ったとき、わたしには手に取りやすい一本です。
⑤ エコベール ゼロ(Ecover)
無香料・無着色で、英国アレルギー協会の認定を受けたシリーズです。植物由来の成分で、敏感肌に向けて作られています。自然派ショップや通販で手に入りやすく、わたしも使ったことがあります。香りのない暮らしにしっくりなじむ一本でした。
⑥ カネヨ SOFTER 無香料(カネヨ石鹸)
香料・着色料が無添加で、ペットのいる家庭や香りに敏感な人に向けてと、メーカーがはっきり打ち出しているのが心強いところです。植物由来の柔軟成分で、抗菌・防臭にも配慮されています。ドラッグストアや通販で見つけやすい一本です。
⑦ 無印良品 香りの付かない柔軟剤(良品計画)
無香料・無着色で、蛍光増白剤や漂白剤も使わず、柔軟に必要な成分だけのシンプルな設計です。無印良品の店舗や通販で買えるので、ふだんの買い物のついでに手に取りやすいのも魅力。香りのない、すっきりとした洗いあがりが好みの方に向いています。
それがいちばん続けやすい選び方だと思います。まずはスーパーやドラッグストアで買えるものから試して、しっくりこなければ通販のものに広げる。気負わず、自分に合うものを少しずつ見つけていけます。
柔軟剤が合わない日の選択肢
ここまで無香料の柔軟剤を紹介してきましたが、柔軟剤を必ず使わなければいけない、というわけでもありません。香りや成分が気になる日や、もっとシンプルにしたいときの選択肢も、いくつかあります。
- クエン酸リンスを使う:石けんで洗ったときの仕上げに、クエン酸ベースの仕上げ剤を使う方法があります。ソネットの「ナチュラルランドリーリンス」のように、無香料でクエン酸を使ったタイプは、柔軟剤の代わりとして取り入れられます。
- 洗剤だけで仕上げる:タオルなどは、柔軟剤を使わずに洗剤だけで洗って、よく乾かすとさっぱり仕上がります。柔軟剤を毎回使わない日があってもだいじょうぶです。
また、少し香りがあってもよければ、選択肢はさらに広がります。たとえば「さらさ」の柔軟剤は着色料が無添加で、ピュアソープのほのかな香りがついた微香タイプ。無香料ではありませんが、強い香りが苦手で、ほんのり香る程度ならよいという方には、選びやすい一本です。
はい、それも一つの選び方です。無理に決まりを作らずに、その日の気分や衣類に合わせて選べると、洗濯の時間が少し軽くなります。
無香料の柔軟剤でよくある質問
無香料の柔軟剤でも、ふんわり仕上がるの?
無香料でも、柔軟成分は入っているので、ふんわりとした仕上がりになります。香りがあるかないかと、やわらかさは別のもの。今回紹介した7選も、無香料ながらやわらかく仕上がるものを選んでいます。香りが残らないぶん、衣類本来の風合いを感じやすいのも、無香料のよさです。
赤ちゃんやペットがいても使える?
無香料で、香料・着色料を加えていないものは、赤ちゃんの衣類にも使いやすい柔軟剤です。ペットのいる家庭でも、香りが残らないものを選ぶと安心感があります。ただし、肌に合うかは一人ひとり違うので、はじめは少量から試して、気になることがあれば使用を控えてください。心配なときは、小児科や獣医師に相談すると安心です。
マイクロカプセル(香りカプセル)は、何が気になるの?
マイクロカプセルは、香りを長もちさせるための小さなカプセルです。香りが続くのが魅力な一方、香りの強さが気になる方や、まわりへの香りに配慮したい方にとっては、確認しておきたいポイントになります。香りをおさえたいときは、無香料で「香り長続き」のような表記がないものを選ぶと、カプセルへの不安を減らしやすくなります。
「無添加」と書いてあれば安心して選んでいい?
「無添加」は安心の手がかりになりますが、何が無添加なのかは商品によって違います。香料・着色料だけのものもあれば、蛍光剤やシリコンまで無添加のものもあります。自分が気にしたい成分が入っていないかを、裏面の成分表示で確かめると、より希望に近いものを選べます。
まとめ|無香料を入り口に、自分に合う柔軟剤を
安全な柔軟剤えらびは、「無香料」を入り口にして、裏面の表示を見れば、スーパーや身近な店舗でも選べます。
- 「無香料」と書かれていて、香料・着色料が入っていないものは、香りの負担が少ない柔軟剤を選ぶ手がかり
- 「無添加」は何が無添加かが商品ごとに違うので、気にしたい成分が入っていないかを裏面で確かめる
- 香害やペット・赤ちゃんへの配慮で無香料を選ぶ人も増えている。柔軟剤を使わない日があってもよい
あれもこれも避けなければ、と気負わなくてだいじょうぶ。香りのあるなしも、使う日も使わない日も、自分や家族に合わせて選べると、いつもの洗濯が少し心地よくなります。次に柔軟剤を手に取るとき、ボトルの裏面をひっくり返してみるところから始められます。
洗濯洗剤や食器用洗剤も、同じように成分表示で選べます。あわせてどうぞ。
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