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塩化マグネシウム風呂は危険?効果・デメリットと上手な入り方

塩化マグネシウム風呂は危険 効果デメリットと上手な入り方

検索していたら「塩化マグネシウム風呂 危険」って出てきた…。ほんとうに、体に悪いのかな?追い焚きしたら、風呂釜によくないとか、そっちかな?

「塩化マグネシウム風呂 危険」。気になって調べたら、この言葉が並んでいて、入れるのをためらってしまった方もいるかもしれません。にがり風呂・マグネシウム風呂とも呼ばれる手軽なバスタイムのお供だけに、「危険」と出てくると不安になりますよね。

結論を先にお伝えすると、健康な方が適量で楽しむぶんには、過度に恐れる必要はありません。ただし、正直にお伝えしたい注意点が3つあります。腎臓に持病のある方など気をつけたい人がいること、追い焚き・風呂釜には塩分の影響があること、そして効果を期待しすぎないことです。

この記事でわかること

  • 「危険」と言われる理由と本当のところ
  • 気をつけたい人・医師に相談したい場合
  • 追い焚き・風呂釜で注意すること
  • 効果を期待しすぎない楽しみ方

塩化マグネシウム風呂(にがり風呂)とは?期待される効果と人気の理由

塩化マグネシウム風呂(にがり風呂)のイメージ

はじめに、「塩化マグネシウム風呂がどんなものか」から整理します。

にがりの主成分がマグネシウム

塩化マグネシウムは、にがりの主成分です。海水から塩をとった残りの液体が、にがり。その中心となる成分が、塩化マグネシウムです。

フレーク状や粒状の塩化マグネシウムをお湯に溶かして入るのが、塩化マグネシウム風呂です。海のミネラルに近い成分ということもあり、入浴を楽しむ人が増えています。

期待される効果

塩化マグネシウム風呂でよく語られるのは、湯あたりがやわらかく感じられたり、体があたたまった気がしたり、といった入浴そのものの心地よさです。リラックスを目的に取り入れている人もいます。

ただ、感じ方には個人差があります。「マグネシウムが肌から吸収されて体によい」といった話も見かけますが、これについては次の章で、正直なところをお伝えします。「特別な健康法」というより、ふだんのお風呂を少し心地よくするもの、くらいの距離感で楽しむのがちょうどよさそうです。

塩化マグネシウム風呂は「危険」って本当?うわさの正体

塩化マグネシウム風呂は危険?といううわさを調べるイメージ

そもそも、なぜ「塩化マグネシウム風呂 危険」という言葉が検索されるのでしょうか。理由をたどると、大きく3つに整理できます。

ひとつめは、体への影響への不安です。「マグネシウムを吸収しすぎたら体に悪いのでは」「肌に合わなかったらどうしよう」といった心配です。

ふたつめは、追い焚きや風呂釜への影響です。「塩分が入っているなら、風呂釜が傷むのでは」という、設備への不安です。これは実際に気をつけたいポイントで、あとの章でくわしくお伝えします。

みっつめは、効果への期待とのギャップです。「体にいいと聞いて始めたのに、思ったほど実感がない」という声が、「意味がない」「危険」という言葉で語られることもあります。

こうして見ると、「危険」と言われる背景にあるのは、成分そのものが危ないからというより、気をつけたい人がいること・設備への影響・期待しすぎという要素が大きいことが分かります。ひとつずつ、ほどいていきます。

「危険」って強い言葉を見ると、思わず身構えちゃう…。でも、中身をひとつずつ見ていったら、そんなに怖がらなくていい部分と、ちゃんと気をつけたい部分に分かれてくるみたい。

塩化マグネシウム風呂で体への影響は大丈夫?経皮吸収と注意したい人

入浴と体へのやさしさを考えるイメージ

まずは、いちばん気になる「体への影響」からお伝えします。

マグネシウムは肌から吸収される?

「お風呂に入るだけでマグネシウムが補える」という話を、聞いたことがあるかもしれません。

ただ、これについては慎重に見ておきたいところです。皮膚からのマグネシウム吸収を調べた研究はあるものの、血液中のマグネシウム濃度に大きな変化はみられなかったとする報告もあるようです。現時点では、入浴で確実にマグネシウムを補給できる、とまでは言い切れないのが正直なところです。

ですので、「サプリ代わりに」と効果を期待しすぎるよりも、入浴そのものの心地よさを楽しむもの、と考えておくと、がっかりしにくくなります。

気をつけたい人もいる

一般に、食事や薬などで体内に入った余分なマグネシウムは、腎臓から尿として排出されます。そのため、適量の入浴で大きな問題が起きることは、まれと考えられています。

いっぽうで、便秘薬として使われる酸化マグネシウム(飲み薬)では、腎臓に持病のある方や高齢の方などで、血液中のマグネシウムが高くなる「高マグネシウム血症」への注意が呼びかけられています腎臓の働きが低下している方は、マグネシウムをうまく排出できず、体内にたまりやすくなるためです。

これは飲み薬の話で、入浴で同じことが起きるとは限りません。それでも、腎臓に持病のある方や、不安のある方は、医師に相談してから判断するのが無難です。妊娠中の方や小さなお子さんも、心配なときは無理をせず、かかりつけに相談してみてください。

長湯やお肌への注意

そのほか、入浴そのものの注意点もあります。

  • 長く入りすぎて汗をかいたまま水分をとらないと、のぼせや脱水につながることがある
  • 敏感肌・乾燥肌の方や、肌に傷があるときは、しみたり乾燥を感じたりすることがある

水分をとりながら無理のない範囲で、肌が気になるときは薄めから試して、体調や肌の様子をみて続けるかどうかを決めると、無理がありません。

「体に吸収される」って聞くと、いいことみたいにも、こわいことみたいにも思えてくる…。でも、ほどほどに楽しむぶんには、そんなに神経質にならなくてよさそう。気をつけたい人もいるみたいだから、当てはまりそうなときや不安なときは、自己判断しないで、お医者さんに相談してから決めたほうが、やっぱり安心そう。

塩化マグネシウム風呂は追い焚き・風呂釜に要注意|塩分と配管の関係

追い焚き・風呂釜と入浴剤の関係のイメージ

ここが、いちばん現実的に気をつけたいポイントです。体への影響より、むしろ設備への影響のほうに注意したい、と言ってもいいかもしれません。

なぜ風呂釜が傷むことがあるの?

塩化マグネシウムは、塩(塩化ナトリウム)そのものではありませんが、塩化物イオンを含む成分です。この塩化物イオンが、いわゆる塩分と似たはたらきをします。

追い焚きでお湯を循環させる部分には、銅などの金属部品が使われている場合があります。塩分・硫黄・アルカリ性の成分は、機種によってこうした金属を傷めるおそれがあり、くり返し使ううちに配管の劣化や水もれにつながることもあります。給湯器メーカー(リンナイ)も、硫黄・酸・アルカリ・塩分を含む入浴剤は故障の原因になるとして、使用を控えるよう案内しています

「塩化マグネシウム 風呂釜 痛む」のような言葉で検索されるのは、こうした背景があるためです。脅すような話ではありませんが、知らずに毎日追い焚きしていると、設備にとっては負担になりかねません。

追い焚きしたいときの選び方

追い焚き機能を使いたい場合は、次のように確認しておくと迷いません。

  • 製品に「循環式ふろがまにもお使いいただけます」などの表記があるかを見る
  • お使いの風呂釜・給湯器の取扱説明書で、塩分を含む入浴剤が使えるかを確認する
  • 入浴後はお湯をためたままにせず、早めに流して浴槽をすすぐ

それでも追い焚きが気になる場合は、塩化物を含まない「硫酸マグネシウム(エプソムソルト)」という選択肢もあります。塩化マグネシウムとは別物で、塩化物を含まないぶん、塩分による配管への影響は論点になりにくい成分です。「追い焚きにも使えます」と公式にうたっている製品もあります。そうしたものを選び、念のためお使いの風呂釜・給湯器の取扱説明書もあわせて確認しておくと、追い焚きのあるおうちでも安心です。

わたし自身も、いろいろ試したうえで「シークリスタル」というエプソムソルトを数年リピートしています。塩分を含まず追い焚きにも使えると明記され、成分や安全性まで公表されているのが選んでいる理由で、わが家では今のところ、風呂釜のトラブルもなく続けられています。塩化マグネシウムと、どちらがよいというものでもないので、家庭の設備や好みに合わせて選べたらいいですね。

体のことばっかり気にしてて、風呂釜のことを見落としてた…。追い焚きをするおうちは、ここだけ先に確認しておいたら、あとから慌てずにすみそう。

塩化マグネシウム風呂のデメリットと注意点|保管・掃除・量

過度に恐れる必要はない、とはいえ、使ってみて気になるデメリットもあります。ここも正直にお伝えしておきます。

固まりやすく、掃除に手間がかかることも

塩化マグネシウムは湿気を吸いやすく、保管中に固まりやすい性質があります。

水が入るとベタついたり、固まった部分がほぐしにくかったり、浴槽の掃除に少し手間がかかったり、といった声もあります。保管するときは、密閉して湿気の少ない場所に置くと、扱いやすくなります。

量とグレードに気をつける

使う量は、製品の表示にある目安に合わせます。たくさん入れたほうが効く、というものでもありません。

そして意外と見落としがちなのが、グレードです。塩化マグネシウムには、食品用(にがり)や入浴用として売られているもののほかに、工業用もあります。お風呂に使うなら、食品用や入浴用として売られているものを選び、用途のはっきりしない工業用は避けると間違いがありません。

このあたりは「危険」というより、続けやすさや扱いやすさの問題です。手間や相性も含めて、自分の暮らしに合うかどうかで選んで大丈夫です。

塩化マグネシウム風呂を安全に楽しむ使い方・選び方

入浴剤(塩化マグネシウム)の表示を確認するイメージ

ここまでの内容をふまえて、上手な入り方と選び方を整理します。難しく考えなくて大丈夫です。

入り方のポイント

  • 量は製品表示の目安を守る(多ければよいわけではない)
  • 長湯をしすぎず、水分をとりながら入る
  • 肌が気になるときは薄めから試し、体調や肌の様子をみる
  • 腎臓に持病のある方や妊娠中の方、小さなお子さんは、心配なら医師に相談してから

選び方のポイント

  • グレードで選ぶ:食品用(にがり)・入浴用のものを。工業用は避ける
  • 産地・表示を見る:産地・原材料・用途がはっきり書かれているもの(国産のにがりなど)
  • 追い焚きの有無で選ぶ:追い焚きするなら循環式OKの表記を確認。エプソムソルトなら「追い焚きにも使える」と明記された製品を選ぶと判断しやすい

塩は調味料としてだけでなく、暮らしのいろいろな場面で使われてきました。にがりを使ったお風呂も、その流れのひとつです。神経質になりすぎず、自分の体と設備に合った形で、心地よく取り入れたいところです。

「正しく入らなきゃ」って気負いすぎなくてもいいのかな。量を守ったり、水分をちゃんととって、自分の肌と相談しながら、ゆったり楽しめたらいいな。

塩化マグネシウム風呂の危険・安全によくある質問

続いて、塩化マグネシウム風呂についてよく聞かれる疑問をまとめます。

毎日入っても大丈夫?

毎日使う場合も、製品表示の量を守り、肌や体調に違和感がないかを見ながら入るのが前提です。乾燥やかゆみ、のぼせやすさを感じるときは、頻度を減らすか、いったんお休みして様子をみてください。追い焚きをするおうちは、ためたお湯を早めに流すほうが、設備への負担を残しにくくなります。

子どもや妊娠中でも入れる?

家族で使う場合も、肌のデリケートな小さなお子さんや妊娠中の方は、薄めから様子をみるとよいかもしれません。不安があるときや持病があるときは、無理に試さず、かかりつけの医師に相談してください。

残り湯は洗濯に使える?

塩化マグネシウムには塩分が含まれるため、残り湯を洗濯に使えるかは、製品の表示や洗濯機の取扱説明書も確認したいところです。使う場合は、すすぎを清水で行うなどの配慮があると、衣類や洗濯槽への負担をおさえやすくなります。迷う場合は、洗濯への再利用は控えるほうが無難です。

エプソムソルトとは何が違うの?

「エプソムソルト」は硫酸マグネシウムのことで、塩化マグネシウム(にがり)とは別物です。

名前に「ソルト」とつきますが、塩(塩化ナトリウム)ではなく、塩分(塩化物)を含みません。塩化マグネシウムと違って塩化物を含まないぶん、塩分による配管への影響は論点になりにくい成分です(追い焚きに使えると明記された製品を選び、取扱説明書も確認しておくと安心材料になります)。

まとめ|塩化マグネシウム風呂は「正しく知って」楽しむ

塩化マグネシウム風呂は「危険」と検索されがちですが、中身を見ていくと、過度に恐れる必要のないことが分かります。

最後に、ポイントを整理します。

  • 健康な方が適量で楽しむぶんには、過度に恐れる必要はない
  • ただし、腎臓に持病のある方など、気をつけたい人もいる(心配なら医師に相談)
  • 「肌から吸収して補給」は確実とは言い切れない。効果を期待しすぎない
  • いちばん現実的な注意点は、追い焚き・風呂釜への塩分の影響。循環式OKの確認、またはエプソムソルトという選択肢を
  • 固まりやすさや掃除の手間などのデメリットもある。グレード(食品用・入浴用)で選ぶ

こわいから避ける、でもなく、体にいいから万能、でもありません。正しく知って、自分の体と設備に合った形で取り入れることが、いちばん安心して楽しめる入り方だと思います。

※安全性や取扱状況、表示内容は執筆時点の情報です。体質や持病によって合わない場合があります。気になる症状がある方や持病のある方は、自己判断せず、医師や専門家にご相談ください。最新の内容は、各製品の表示や公式情報、お使いの風呂釜・給湯器の取扱説明書でご確認ください。

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  • この記事を書いた人

Rala(らら)

20代の頃、料理人としてヨーロッパの田舎で暮らしていました。手作りが身近にある素朴で安心な暮らしとの出会い、どこで暮らしていても無理なく無添加・オーガニックを生活に取り入れられる、自分を大切にするていねいな日々を綴っています。

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